アメリカは、ワーキングプアが非常に多く、失業者ではなく就職していることから、失業問題としては把握されていないものの、隠れた労働問題として捉えられています。また、アメリカという社会そのものが資本主義経済を重視しています。資本主義とは、個人の努力が社会システムという歯車の潤滑油となる社会です。歯車を回す潤滑油を多く提供する個人にはそれだけ多くの見返りが支払われるため、多くの人は努力しようとします。結果、社会が発展してゆくことにつながります。しかし、努力をするのもしないのも自己責任であるこの社会はなかなか厳しく、努力しない、あるいは運のない人にとってはワーキングプアに陥りやすい、という社会だともいえるでしょう。
事実、アメリカのワーキングプアは約3700万人(2004年)といわれています。ワーキングプアのワナでわかったと思いますが、資本主義経済において、一旦ワーキングプアに陥るとそこからの脱却は非常に難しいものとなります。これだけ多くのワーキングプアを抱えているアメリカ。日本の社会も、これからは格差が広がってゆくのでは、といわれていますが、アメリカと同じ轍を踏むことになるのかもしれません。
ワーキングプア とは? All Rights Reserved. 2007 lastupdate:08/10/11