ワーキングプアの悪循環は、「貧乏ひまなし」状態だけにとどまりません。もう一つ、決定的な問題があります。それは、「年齢」です。中高年からのリストラをうけると、ワーキングプアに陥る可能性が高い、ということは指摘しましたが、今現在、ギリギリ若者、といった人たちにも、ここで説明することはあてはまる可能性があるのでよく注意してほしいと思います。
一旦ワーキングプアに陥ると、何もスキルアップできないまま時間が経過してゆく可能性が高い、ということは述べました。企業は常に新卒などの若い人材を募集していますし、30代を過ぎてからの就職、転職には特別なスキルや国家資格、即戦力の経験が必要とされます。また、派遣・アルバイト等の経験しかない場合、キャリアとはみなされず、正社員として採用されることは難しいと考えられます。
「ワーキングプアから抜け出すには、より良い条件の所に転職、再就職すればよい。しかし、そもそもそのために必要なスキルを身につける時間がない」というポジションを保つことになれば、ただ生活をするためだけに働く、ということになることもありえます。もちろん、余暇などをとることは難しいでしょう。たまの休みに、スキルアップのための勉強をすることがあなたにできるでしょうか?また、仮に資格をとったとしても、それだけで高額な報酬を得られる仕事などそうはありません。つまり、一旦ワーキングプア、という状態に陥ると、抜け出せないまま時間が経過してゆく可能性が高くなる、ということです。そのまま時間が経過してゆけばどうなるでしょうか?そう、さらに年齢的な条件がプラスされることになります。この状態になると、転職、再就職はさらに難しくなってしまう、というわけです。ワーキングプアは、アリ地獄と似ています。
ワーキングプア とは? All Rights Reserved. 2007 lastupdate:08/10/11