さて、今までみてきたように、ワーキングプアというポジションは結局のところ、「その労働条件の悪さ」から生まれるものであることが分かりました。パート、アルバイト、フリーター、低賃金の正社員・・・・。となれば、ワーキングプアからの脱却を図るための一番の近道は、「転職」ということになります。しかし、ワーキングプアにとって、そもそも転職、再就職が難しいのです。 一旦ワーキングプアに陥ると、悪循環が生じ、ワーキングプア、という状態から抜け出すのが非常に困難となります。その悪循環を見てゆきましょう。
先ほども説明しましたが、ワーキングプアは、アルバイトやパート、または契約社員という形態をとっていると考えられます。こういった契約職員は休暇、福利厚生などの条件が一般には正社員ほど整っていません。また、正社員であれば、スキルアップにつながる研修などを受けるれる機会も多く提供されるものの、パートやアルバイトにはそもそもそういった機会を与えられないのが普通でしょう。正規職員としてスキルアップをする機会がそもそも与えられない・・・・。また、休暇、福利厚生の諸条件が悪く、生活するための賃金ギリギリであれば、仕事の後にもう一つ掛け持ちでアルバイトをこなす必要がある、というケースも考えられます。まさに「貧乏ひまなし」で、ワーキングプアからの脱却をはかるために必要なスキルを磨くお金も時間もなく、悪循環は続くというわけです。
ワーキングプア とは? All Rights Reserved. 2007 lastupdate:08/10/11