ワーキングプアは、拡大する格差社会の中で増加してきている、といわれています。実際、資本主義を徹底している国アメリカではワーキングプアの数が多いことも述べました。ここで、資本主義とはどういったものなのか、ということをもう一度考えてみたいと思います。
資本主義とは、個人、企業が一生懸命に努力し、結果、社会全体がよりよくなる、というものです。つまり、最初から「平等」を目指した社会ではありません。一生懸命努力した人、一生懸命(社会のために)生きた人、能力のある人、(そしてたまには運の良い人)彼らの「一生懸命」あるいは「能力」に対価を支払うことで、社会全体の効率化を目指す仕組みである、というわけです。であれば、権利は平等であっても、対価は平等であるはずもなく、どうしても対価の少ない者、多い者がでてきます。しかし、対価が平等で一生懸命をやらない人を多く抱えるよりも、努力した人に十分な対価を支払うことにより、一生懸命がんばる人を多く抱える社会を創ることを目的としているのです。そうすることにより、社会全体を発展させる、というわけです。
であれば、ワーキングプアが生まれるのはある意味仕方のないことかもしれません。問題は、そういった状態に陥ったとしても、あきらめ、嘆くことではなく、何度もチャレンジをして成功を掴みとることです。あるいはまた、お金に価値を見出す大量生産、大量消費というラットレースから抜け出し、低所得でもお金のかからない、しかしゆとりのある質素な生活をする、ということも良いでしょう。田舎で暮らす若い人が増えている、というのは、そういったラットレースの不毛さを十分に肌で感じているのかもしれませんね。
ワーキングプア とは? All Rights Reserved. 2007 lastupdate:08/10/11